それぞれの・・
あの日のことがどうも気になるアルウェン、ある日エオウィンをお茶に誘って聞いてみることにしました。
「あのあとファラミア殿とは?」
「ああ、キスのこと?させてあげましたわよ。一緒に旅に行こうだなんて話ばかりして、見え見えなんですもの。」
「アルウェン様には、キスのお話なんてつまらないでしょう?」
キ、、、キス、、、。
まさか撮影でしかしたことないなんて言えないわ。
女のプライドであります。

おっと、偶然同じカフェに執政ご兄弟を発見。
あら、あちらにはハルディアまで。

あらあら、ハルディアなんだかお腹でも痛いのか?
「ハルディア、大丈夫ですか?」
「ちょ、、ちょっと急に腹の具合が、、、。」

って、ちょっとちょっとそこのお2人さん!
なにやってるんですか!!!!!

ファラミアと消えてしまったエオウィン。
ひとり取り残されたアルウェンは、本屋さんで何やら雑誌を買って帰りました。
旅行雑誌だ、、、。
アラゴンに誘ってもらう日を夢見て予習するアルウェン。乙女ですなあ。

さてさてそんなアラゴンは?と言いますと。

朝からポテチ喰らっております。

腹がふくれた後はふらふらと街のペットショップへ。
店の鳥さんたちにクッキーなんぞ与えてます。ダメだってば。

ちなみにこれ、管理人全く支持してません。
一目散に鳥に向かって行きました。なんなのさ?

「あうちっっっ。」

噛まれる王様。
たそがれてます。じっと手を見る。

お家に帰ったら庭のプールで一泳ぎ。

夜になったら臣下をお供させてダウンタウンで一踊り。

まさに勝手気まままくりな一日。

そんな王様ですが、最近ちょっと人生を考えるようになってきました。

それはたったひとりでお夕飯を作ってるときだったり。
それはたったひとりでゴミ捨てしてるときだったり。

こんな時、アルウェンがいてくれたら、、、。

しかしキングアラゴン、乙女心なんてちっともわかりません。
さっそく街の本屋さんで雑誌を購入。
恋愛雑誌を手にするアラゴン、ちょっと恥ずかしそう。
家でコイとはなんぞや?研究するアラゴン。いじらしいではありませんか。

アラゴンは賢者に相談してみることにしました。
「やはり、旅にでも誘ってみるのがいいのでしょうか?」
「そちはそのままで充分魅力的じゃよ。」

、、、ってガンダルフ!
そこでアラゴンに恋しちゃだめだってば!!!


ちょっと気を抜くとすぐに恋しちゃうガンダルフ。
危ない危ない。さすがは、、、、、!?

ガンダルフでは助けにならん、と(危険を?)悟ったアラゴン。
恥ずかしいのを忍んでファラミアに相談することにしました。
なんと言ってもファラミアは同棲(!)の先輩なのです。

さっそく王宅にやってきたファラミア。
手土産のお花も忘れません。
こういう心遣いが大切なのよ。アラゴン、学習したかい?

「して王の話とは?」
「いやあ、、、最近雨が多くて困るなあ、、、。なにせここは屋根がないし。」
ちょっと!そんな話してる場合じゃないでしょ!!

結局アラゴンはファラミアにレンアイ相談を持ちかけることもできず、ファラミアは帰っていきました。
「今日はお招きいただいてありがとうございました。
わたくしは明日も仕事で早いので、今日はこの辺で、、。」
帰りに野良猫と遊んでるファラミア。ほんとファラミアは心優しいのよね。

ファラミアに何も聞き出せなかったアラゴン。
でもひとつだけ、ファラミアと自分との決定的な違いを見つけました。

姫を養うのに無職はいかん、、、、、。

初めて新聞の求人広告なんぞに目を通すアラゴン。
(いや、王様だから働かなくたっていいんだけどさ。)

アラゴン就職決定!
仕事は医療技術者。こんな格好で御出勤です。
今はレントゲン撮ったりするのが仕事ですが、癒しの手とアセラスさえあれば名医と呼ばれる日も遠く無いでしょう。
出世してアルウェンを迎えにゆくのだよ!



アルウェンとアラゴンも興味の対象が異様に違いまくるため、それぞれに雑誌でお勉強させてみました。
このふたりに春は来るのか?
っていうか馳夫さん、一緒に暮らしたかったらその家なんとかしないと。
ガン爺いきなりアラゴンに恋しちゃってびっくりよ。さすがカミングアウトされてるだけのことはありますなあ。

エオウィン&ファラミア、めっちゃ熱々になっちゃってるし。
それよりハルディン苦しんでるみたいだったけど大丈夫か??

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