最近、ローハンの姫君についてのよろしくない噂が聞こえております( 目撃談その一(匿名・女) 「ダウンタウンに参りましたら、ローハンの姫君がダンスの檻を占領、、、いえ檻に閉じこもったまま小一時間ほども踊り狂われておりましたわ。(おかげで私が使えなかったわ。) その踊りはもう激しくて、、、とてもここでは言えませんわ。」 |
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目撃談その二(匿名・男)
「わたくしはロデオで乗馬の練習をしていたのです。 何やら横から刺すような視線を感じまして見てみましたら、姫君がものすごい形相で順番待ちをしておられました。」 「すぐに場所をお譲りしたのですが、姫はわたくしでも使わない『最速』にレバーを合わせられ、、、その先は申し上げられません。」 |
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そんな噂はファラミアの耳にもはいっておりました。
「愛しいエオウィンよ、何か悩み事でもあるのか?もしやあの時の、、、キス?」 優しいファラミア、エオウィンのことが心配で夜も眠れません。 |
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そんなエオウィンの、一日の様子をちょっと覗いて見ることにしました。
ファラミアの出勤後、新聞を舐めるように読むエオウィン。 昼間は一日中パソコンと睨み合いをしていました。 エオウィン、やはり何か思うところがあるのか? |
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おや、何かぶつぶつと独り言を。
、、、、、、、、、カネ、、、、、、、、???? |
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「ファラミア様、お話があるのです。」
その夜、ついにエオウィンはファラミアに切り出しました。 「ファラミア様が政治のお仕事に精をだされているのはよくわかっております。 けれど、、、、、。 わたくしも外の世界で働きたいのです。傷つくことなんて怖くない。籠の鳥になるのはイヤなのです。」 さすがは盾持つ乙女。メイドつきの奥様の身に甘んじることが耐えられなかったのか。 、、、、、、、カネってつぶやいてたけど、、、、、、、。 |
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ファラミア、お風呂に入りながら考えています。
「ゴンドールの執政の妻が外で働くとは、、、。普通の姫君ではあり得ん話だ。
しかしエオウィンは普通ではない。」 ファラミア、よくわかってる。 「私のキスで心乱れていたわけではないのか、、、。」 ない。 |
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お風呂からあがったファラミア、エオウィンを優しく抱き寄せます。
「エオウィン、私はそなたが幸せでいてくれることが一番大切なのだよ。 おまえの好きなようにするがいい。」 いい絵だ。 |
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「ありがとう!!!!!!!!!!!」
エオウィン、、、、、、、、、。 |
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翌朝、まだファラミアが眠っている時間にさっそく起き出したエオウィン。
初出勤です。(もう決めてたのかい。) 仕事はもちろんエオウィンの料理の腕を活かして料理人、、、、、見習い。 お皿洗いをしながらゆくゆくは5つ星シェフを目指すのです。 おんぼろ車でご出勤。でもなんだか誇らしげではありませんか! |
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その日の夕方。
「今日のお夕飯はエオウィンの好きなシチューにしよっかな〜。」 ファラミア、、、、、似合ってるよ。 |
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エオウィンが専業主婦っていうのがどうもしっくりこなくって、働きに出ることにしました。
なんだか私エオウィンに一番感情移入してるような気がするわ。 ファラミア主夫ってのも似合ってるかも、、、、、。 それにしてもこの家、メリーの存在感薄すぎ。ごめんよ、今度出したげるからね。 |
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